大使挨拶
在ガボン大使館のホームページにようこそ

初めまして。在ガボン大使の野口修二です。
令和2年7月22日に着任致しました。
ガボンを含むアフリカは、21世紀の成長大陸として、国際社会における存在感と重要性を増しています。我が国政府は、従来アフリカとの関係を重視し、昨年8月には横浜で第7回アフリカ開発会議(TICAD7)を開催しました。
TICAD7は、日アフリカ双方の期待の高まりに応える形でビジネス促進を議論の中心に据えました。また、同会議では、TICAD史上初めて、民間企業を公式なパートナーと位置づけ日アフリカ官民の直接対話が行われました。日本にとってアフリカは、今やビジネスのパートナーとなっています。
ガボンは、中部アフリカ諸国経済共同体(ECCAS)の議長国を務めるなど、中部アフリカの安定勢力として存在感を示しています。2025年までに新興国の仲間入りを目指す改革計画「台頭するガボン(Gabon Emergent)」政策を打ち出し、インフラ整備、産業多角化及び加工産業育成(「工業化のガボン」)、環境保全(「緑のガボン」)、サービス産業育成(「奉仕のガボン」)に取り組んでいます。また、貧困層、若者、女性といった社会的弱者を支援するための「社会契約」の実行も掲げています。
日ガボン関係は、本年、外交関係を樹立してから60周年に当たりますが、青年海外協力隊員の派遣を含む経済技術協力や要人往来などを通じて、近年、強化されつつあります。
こうした現状を踏まえ、大使館員一同、ビジネス関係を含む日ガボン友好協力関係の一層の強化に努めて参ります。在留邦人や旅行者等の邦人保護が最優先の業務であることは申し上げるまでもありません。
皆様どうぞお気軽にビジネスや安全情報など何なりとご相談下さい。
なお、赤道ギニア、サントメ・プリンシペも兼轄しておりますので、両国についても関心をもっていただけますと幸甚です。
2020年7月
駐ガボン日本国大使
野口 修二