大使挨拶

令和2年9月14日
ムサブ大臣との意見交換
CAPAL視察

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 911日,リーブルビル零細漁業支援センター(CAPAL)を視察しました。これに先立ち,8日に所管のマガンガ・ムサブ農業・畜産・漁業・食料大臣と意見交換を行いました。
 

 CAPALは,平成21年度我が国無償資金協力により港と魚市場を建設し,その後JICAの水産専門家の技術協力や草の根無償資金協力による施設増築を行い,ガボンを代表する魚市場として活況を呈しています。漁業組合が組織され,水揚げされた魚の管理と販売,燻製や塩漬け等への加工を行うとともに,持続的漁業にも配慮して,禁漁ゾーンや禁漁時期を設けて漁民への啓蒙活動も行われています。機材の維持管理や衛生面への配慮も行き届いており,現在のコロナ禍の中でも,多くの魚がネットや卸で販売され,有効活用されていることが確認できました。

 大西洋に面したガボンでは,海との関係が切っても切れません。当館フェイスブックでもご紹介しましたが,YAMAHAの船外機は大活躍しています。海を通じた日本との協力関係をより一層発展させられるよう尽力して参ります。

 
 新型コロナウィルスの感染状況については,ガボン政府の迅速かつ適切な対応により,当初懸念されたような最悪の事態に至ることなく,減少傾向を示し始めています。まだまだ安心はできませんので,邦人の皆様にはこれまで通り,外務省海外安全情報を踏まえて,十分注意していただきますようお願いいたします。

 

 少しずつ暑くなって来て,時々雨が降るようになりました。間もなく雨期(小雨期)が始まるようです。

 

2020年9月

駐ガボン日本国大使

野口 修二