大使挨拶


在ガボン大使館のホームページにようこそ
9月中旬~下旬,リーブルビルにおけるJICAの青年海外協力隊員やシニア海外ボランティア(以下「ボランティア」)の派遣先7機関を,米崎JICA支所長の案内で視察するとともに,各機関の責任者と打ち合わせを行いました。
写真等は当ホームページの経済協力ニュースや大使館の公式フェイスブックに掲載しましたので,ご参照ください。
いずれの機関でも,派遣ボランティアが受け入れ先に溶け込んで献身的な活動を行い,各機関の責任者や同僚たちに高く評価されていることが確認できました。一部機関では,草の根無償資金協力による施設整備・機材供与との連携が確保され,日本の顔の見える援助が一層効果的に行われていました。現在,ボランティアたちは新型コロナの影響で一時帰国していますが,私の視察に日本からビデオ会議で参加し,同僚たちと旧交を温めるほほえましい姿を見せてくれました。
いずれの機関も日本人ボランティアの継続派遣を希望していますので,早期の復帰を願っています。
ところで,ガボンは石油資源に恵まれアフリカでは所得の高い国として知られていますが,世界的に貴重な森林資源も有しています。私自身はまだ行けていませんが,ガボンの森林が,地球温暖化防止や生物多様性の観点から如何に貴重であるかについて,多くの閣僚や他国大使たちから熱心に語られました。ガボン,コンゴ共和国,コンゴ民主共和国に広がるコンゴ盆地の熱帯雨林は,面積ではアマゾンの4分の1ですが,二酸化炭素吸収量はアマゾンと同程度で,特にガボンの森林は政府の意識的取り組みにより,千種類以上の木が保護・管理されているということです。
エコツーリズムにも力を入れており,この分野でも我が国はJICAの技術協力を通じて貢献しています。私も,いずれその美しいガボンの森林地帯を訪問し,本サイトを通じてご報告できればと思っています。
2020年10月
駐ガボン日本国大使