大使挨拶

令和2年11月20日
ンダオ大臣と
ンコクにて

在ガボン大使館のホームページにようこそ

 

 

 先般、ンダオ投資促進・官民パートナーシップ大臣を訪問するとともに、投資促進庁(ANPI)幹部と意見交換を行いました。ガボン政府は、経済多角化を優先課題として推進し、日本企業の投資誘致に大きな期待を示しています。
 ンダオ大臣から、当国への投資に関心のある日本企業とビデオ会議を行いたいとの提案があり、ANPIでは、個社との間でも、事前に会社概要や関心事項等知らせてもらえばビデオ会議をアレンジできるとのことでしたので、ご関心の向きは、以下の当館日本企業支援窓口までご連絡ください。(https://www.ga.emb-japan.go.jp/itpr_ja/nikokukan_j.html) ガボン政府は、世界銀行のビジネスのやりやすい国(doing business)のランキングの向上を目指して、各種制度改革を進めています。

 また、ガボン政府は森林資源の持続的開発と経済多角化・加工産業育成政策を具体化するために、リーブルビル市郊外のンコクに経済特区を設立しています。同特区は、我が国企業も出資するOLAM社が建設・運営に携わり、非常に良く機能しているという評判です。先般、特区を視察しましたが、1126ヘクタールの広大な土地に、17カ国82社が進出しており、事務棟には、税関を含む22の省庁から職員が派遣され、査証取得を含め、ワンストップの行政サービスが提供されていました。敷地内には、従業員用の居住スペース、スーパーや銀行・保険等の商業スペースも整備されています。インド系の製材工場を視察しましたが、同工場では、ガボン当局の認可・供給する原木から簡単な技術で合板を製造し、欧州や東南アジアに輸出、特区での操業に非常に満足しており、日本の会社とも取引をしたいということでした。特区の製品展示場には、日本の家具屋さんで売っているような美しい家具が展示されていました。現在の進出企業の9割は木材関連会社ですが、つい先日、製薬工場が操業を開始したと報道されていました。また、”Foreign Direct Investment”誌で木材生産部門の今年のグローバルフリーゾーンに選ばれたということです。


  写真等、以下の当館公式FBをご参照ください(https://www.facebook.com/JapanEmbGabon)。

 

 

2020年11月

駐ガボン日本国大使

野口 修二