交通手段

平成28年11月9日

 

 

(1)航空便(国際線)

ガボンは、首都リーブルビル北部に位置するレオン・ンバ国際空港がその玄関口となっていま す。 日本(羽田/成田/関空)からガボンに来る場合は、エールフランス航空(パリ経由)、もしくはル フトハンザ・ドイツ航空(フランクフルト経由)を利用すると乗り換え回数が少なく済みます。なおヨ ーロッパ経由以外では、トルコ航空(イスタンブール経由)、南アフリカ航空(ヨハネスブルク経由) などのルートもあります。 ガボンと周辺のアフリカ諸国間では、複数の航空会社が運行しています。2013年9月現在、ガ ボン発では、セネガル、マリ、コートジボワール、トーゴ、ナイジェリアといった西アフリカの国々、カ メルーン、赤道ギニア、サントメ・プリンシペ、コンゴ民主共和国、コンゴ共和国等の中部アフリカ諸 国、更にはエチオピア、南アフリカやモロッコとの間に直行便・経由便が就航しています。 一般的に、アフリカにおける大部分の航空会社は規模が小さく、所有する航空機数が少なかっ たり、古かったりするため、急なフライトの遅延や欠航が時折発生します。実際に利用する場合に は、こまめな情報収集とフライト情報の確認が不可欠です。

 

(2)航空便(国内線)

ガボン国内には複数の地方空港が存在しており、国内線も運航されています。航空会社は、 Afric Aviation(アフリック・アビアシオン)、La Nationale(ナショナル)、Allegiance(アレジャンス)の3 社が旅客定期便を運航しています。運航スケジュールは頻繁に変更されるため、ご利用の場合に 7 は電話で各社に連絡をとり、最新のスケジュールを確認することが必要です。
        Afric Aviation : 06.71.71.78
        La Nationale : 06.66.90.77 / 06.70.04.22 / 06.66.90.99
        Allegiance : 05.81.81.81 / 07.75.75.75
当地にはプライベートジェット・プロペラ機を所有している会社もあります。目的地や人数、その 他需要等に応じて利用を検討することができます。
        Afrijet(アフリジェット) : 01.44.58.85 / 07.08.28.14
        Nouvelle Air Affaires Gabon (ヌーベル・エール・アフェール・ ガボン) : 01.73.01.92 / 01.73.24.37 / 01.73.02.02。

 

(3)鉄道

リーブルビル南部オウェンドという地区から内陸のフランスビルまで鉄道があります。物資輸送 を行う貨物列車が走っているほか、季節にもよりますが、週に4~6本の旅客列車も走っています。 各駅停車と急行列車の2種別があり、車内はVIP車、1等車、2等車の3つに分かれています。予 約は各駅の予約・発券窓口で行うことができるほか、リーブルビルにおいては市内中心部の予約 センターで行うことも可能です。 ちなみに、世界遺産にも登録されているロペ国立公園へはこの鉄道を利用し、途中のロペ駅で 下車することでアクセスできます。所要時間片道約7時間。
        SETRAG(セトラグ): (コールセンター)01.70.80.60

(4)レンタカー

リーブルビル市内にはレンタカー業者が数社あります。小型乗用車から四輪駆動タイプのRV 車まで揃っているところが多いようです。 当地の特徴として、ほとんどの業者で予約時または貸し出し前に保証金を求められます。金額 は業者・車種によって異なりますが、50万CFAフラン(約760ユーロ)~150万CFAフラン(約2, 285ユーロ)と幅があります。

 

◎Gesparc(ジェスパルク)

リーブルビル南のオルミ地区に位置しています。豊富な車種が取り揃えられています。
        Web:http://www.gesparc.com
        メール:gesparc@groupesogafric.com
        連絡先 : 07.13.00.05 / 07.24.96.00

◎LTC

メリディアンホテル内に事務所があります。創業して数年の企業で、現在のところ全車種合計で 所有台数は15台程度と小規模です。
        Web:http://www.transports-citadins.com
        連絡先 : 04.13.83.74 / 01.79.32.00(内線8173)

 

◎Hertz

空港から南に車で10分ほどの距離に位置するオクメパラスホテル内に事務所があります。
        連絡先 : 01.73.20.11 / 07.57.29.45
        メール:gabonrentacar@yahoo.fr

 

(5)タクシー

市内には電車、地下鉄等の公共交通機関はなく、乗合タクシーが一般市民の足になっていま す。タクシーの利用は、手を上げてタクシーを止め、目的地を告げ、値段交渉します。目的地がタ クシーの行き先と違う場合には乗車拒否されるので、目的地に行くタクシーが来るまで待つか、分 岐点で乗り継ぎをしなくてはなりません。乗客のいないタクシーを見つけ Course(クルス)と言え ば、タクシーを借り切ることもできます(約2,000F.CFA~約4,000F.CFA)。乗合タクシー料金は一区 間100~500F.CFA ですが、空港・市内間は1台2,000F.CFA~4,000F.CFA となっています。外国人 に対して不当な金額を請求することが多いので、乗車前に料金を確認する必要があります。タク シー強盗事件も発生しているので、可能な限りタクシーの利用は避け、やむを得ず利用する場合 には、他の乗客との相乗りを避けクルスを利用する、貴重品の所持は避けるなど十分に注意して 下さい。

 

(6)自家用車を利用する場合

ガボンの交通法規はフランスの交通法規に準じており、右側走行、交差点では右側優先が基 本となっています(ロータリーでは内側走行中の車が優先)。市内の主要道路はおおむね舗装さ れていますが悪路が多く雨季になると冠水するため、夜間雨天の運転は特に慎重に行う必要が あります。また、速度超過や飲酒運転車両も多く、交通死亡事故が多発していますので、十分注 意する必要があります。 赤信号などで停車した車両のドアを開け、車内からバッグなどを窃取する事件が発生していま すので、走行中は施錠するとともに、窓を開けないなどの対策が必要です。 ガボンでは、日本で取得した国際運転免許証では運転できません。当地に到着後、ガボン運転 免許証に切替えを行う必要があります。当館において日本の運転免許証の証明書(運転免許証 の抜粋証明)を取得し、運輸当局に申請してください。

 

(7)自家用車の購入について

自家用車を新車購入する場合、当地で購入可能なメーカーとしては、トヨタ、ダイハツ、スズキ、 日産、三菱、ベンツ、ルノー、プジョー等がありますが、すべてヨーロッパ等で製造の上船舶で当 地に輸送するため、購入金額は日本で購入する場合の2倍以上になります。代表的なディーラー は以下の通りです。
(1) GROUPE SOGAFRIC(TOYOTA GABON, Gesparc を展開)
        (a) TOYOTA GABON
        取り扱いメーカー:トヨタ、レクサス、ダイハツ
        電話:06.22.05.59 / 06.22.05.69 / 07.08.26.04
        (b) SODIM TP
        取り扱いメーカー:いすゞ、マツダ、ルノー
        電話:06.22.05.62 / 06.63.83.73 / 07.08.27.99
        (2) CFAO MOTORS(2012年に豊田通商が買収) 取り扱いメーカー:三菱、日産、プジョー、スズキ
        電話:01.74.80.40
        (3) TRACTAFRIC MOTORS GABON 取り扱いメーカー:メルセデスベンツ、ヒュンダイ
        電話:01.76.05.22 / 01.76.01.77 / 01.76.00.32
新車購入は、日本の場合と同様に、ディーラーの担当者と相談の上、見積もり取得から購入ま で話を進めます。希望車種・色の在庫があれば諸手続を行った後に納車されますが、そうでない 場合は海外からの輸入後に諸手続を行うことから、時間を要します。 自動車の登録手続き、自動車保険への加入、ナンバープレートの取り付け等は、追加費用を支 払うことで全て代行してくれるディーラーもあるようです。詳細はディーラーにお尋ね下さい。 中古車の場合、周囲の人のアドバイスを得ながら信頼のおける業者を選ぶことから始めましょ う。次に、車の状態を細かくチェックしてから購入するように気をつけてください。オドメーターで総 走行距離数を確認し、車体外装だけではなくエンジンルーム内、車軸、ブレーキ等隅々までチェッ クし、できるだけ状態のよいものを選ぶようにするのがよいでしょう。なお、ガボン政府は、3年落 ち以上の中古車の輸入を禁止しています。

 

(車検の実施義務)

当地では、全ての自動車に対して毎年車検(Visite technique)を行うことが義務付けられていま す。運輸省公認の工場に自動車を持ち込み、ブレーキやサスペンション等に問題がないかチェッ クしてもらいます。異常個所がなければ、点検報告書と合格証が発行されます。逆に異常個所が 発見された場合、点検報告書に異常個所が記載されますので、これを持って1ヶ月以内に修理を 10 行い、再度車検を行って合格証を得る必要があります。

 

(運転免許証)

ガボンは、「道路交通に関する条約(ジュネーブ条約)」を批准していないため、日本で発行され た国際運転免許証を使用することはできません。しかしながら、日本の運転免許証をもとに登録 証(Fiche d'enregistrement)を発行してもらうことで、当地での運転ができるようになります。申請 は、運転免許センター(Centre national de l'examen du permis de conduire)で行います。2013年 9月現在、申請には次の書類が必要で、通常およそ1週間から2週間ほどで発行されます。
        (1) 日本の運転免許証コピー(表裏)
        (2) 運転免許証の抜粋証明(申請に基づき、当館で作成可(有料))
        (3) 顔写真2葉
        (4) ガボン滞在許可証のコピー
        (5) 手数料3万CFA フラン
        (6) 運転免許センター長(Directeur national du centre de l'examen du permis de conduire)宛て の書簡